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露出計2 [バードウォッチング]

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今シーズンのMFの猛禽は不調ですね。 やっとハヤブサ、ミサゴをちらっと見る事ができました。 サシバは一回も見ていないんですよ。

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遠くの方にオオミズナギドリとイルカ。

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久々にカワセミが出てきました。 いつもの場所からは草が生い茂って見る事ができません。 カワセミが一休みした時にセイタカアワダチソウを踏み倒し、少し見える場所を作りました。

しかし、500mm手持ちでは飛び物は難しいですね。 この日は薄曇りでシャッター速度も遅かったので。


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環境モニターの電池が切れました。 放電特性のグラフが綺麗に描けました。 計算では9.9ヶ月動作する予定でしたが、実際は9.4ヶ月でした。 まあまあの計算精度かな。 エネループPROで一本あたり0.9Vまで動作するはずだったんですが、実際には1Vくらいまでしか動作しませんでした。 これはWiFi送信時の電流が大きくて電圧降下が大きいためでしょう。

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気温が下がってきましたね。 湿度が6月くらいから100%近くにへばりついてしまっていますが、これは設置場所がプランターの台の下の日陰のせいでしょうか。 それとも室外に設置してあるので塩害とかも有るのかも。


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以前作った露出計のバージョン2を作ってみました。 左がバージョン2、右がバージョン1。(前のは表示器を欲しくて分解したんですが、結局表示器は壊れてしまいました) 大きさ重さ共だいぶ大きくなりました。

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今回は基板が2枚。

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密度が高いので部品配置や配線がぐちゃぐちゃになりました。


バージョン1は暗いところの精度が悪く温度特性も悪いし、操作性も悪かったのでバージョン2を作りました。 変更点は。

電源SW: スライドスイッチ → タクトスイッチによる自己保持回路(オートパワーオフ)

スイッチ: タッチセンサー → タクトスイッチ

オペアンプ: 単電源 → 両電源、ゼロドリフト、低オフセット

AD変換: PIC内蔵10ビットAD → 外付け18bitA/D

電源: CR2032(3V)電池 → LIR2032(3.6V)充電池+三端子レギュレータ+スイッチトキャパシタ負電源

表示器: 液晶8X2文字 → 液晶16X2文字

フォトダイオード: 同じものを使用するが回路を精度の良い方式に変更


これでEV16からEV-3付近まで計測できる様になりました。 市販の露出計を買えば今回の材料費とさほど変わらない値段で遥かに性能の良いものが有りますが、今回はかなりいろいろ知る事ができ、工作としては楽しめました。

今回苦労したのはオートパワーオフの所なんですよね。 自動で電源を切るためにはスライドスイッチなどではダメで、押した時だけONになる様な(モーメンタリー)スイッチが必要になります。 スイッチがONになってマイコンの電源が入るとIOポートをONにして三端子レギュレータのEN(イネーブル)端子をONにし、電源スイッチが離されても回路の電源を保持したままにする様にします。 再度電源スイッチを押されると今度は電源をOFFにしなければなりません。 更に、一定時間経つと電源をオフにするオートパワーオフの制御もします。

スイッチをONにするとENをONにし続ける回路でスイッチがONになったかどうかを検出するのがちょっと面倒でした。 適当に抵抗で分圧してなんとかなってますが、まともな方法なのかどうか、まあ素人なので動けば良しとしましょう。

電池はCR2032の方が容量が多いみたいなのですが、使い捨てになってしまうのでLIR2032という充電ができてCR2032と同じ大きさのコイン電池を使ってみました。 結局この電池の充電器まで作る事になりましたが。 電圧が3.6VあるのでPICマイコンに使うには都合が良いですね。 これを3.3Vに定電圧化し、更に負電圧を作ってオペアンプを使用しました。 やはり0V付近の微小な電圧を扱う場合は両電源の方が良い様です。 さらに今回は1点アースを使用したため配線がかなり面倒でした。

で、ここまで苦労して使うのかって話ですが、前回のはほとんど使っていません。^^;


コメント(6) 

コメント 6

風神

ハヤブサ幼鳥ですね。私も、チョウゲンボウしか見なくなりました。
ひょっとしてイルカは船の絵ですか、目を凝らして探しましたよ(笑)
by 風神 (2022-10-13 16:36) 

Mitch

相変わらず電子回路の工作をされているんですね。
その熱意と知識に頭が下がりますm(_ _)m
by Mitch (2022-10-13 18:09) 

queso

ハヤブサはMFでも冬季は見られるのですが、まだ来ていないようです。
イルカ・・私も探してしまいました^^;。
by queso (2022-10-14 08:41) 

ramblin

 まっちゃんさんのMFは海寄りなのでハヤブサは
多いでしょうね。
 あの「タカの渡り」のお山にもわりと近いと思うのですが
サシバがゼロとは不思議です。
by ramblin (2022-10-14 13:34) 

美美

先日、釣りに行きましたがここ最近カモメよりミズナギドリの方が多いように感じます。港周辺ではカモメも見られるんですけどね。

by 美美 (2022-10-15 00:44) 

まっちゃん

▶風神 さん
そうですね。
東京湾にイルカがいてもおかしくないと思うのですが、発見できません。
目を凝らして探してはいるんですが...

▶Mitch さん
多趣味では無いので、やる事が限られてしまうんですよね。
バードカービングは暇人にはうってつけですが、座っていると腰が辛いし、目や首やいろいろ痛くなります。

▶queso さん
ヒヨドリの群れがだいぶ大きくなったので、ハヤブサが増えてきそうです。
でも神奈川で鳥インフルエンザにかかったハヤブサが死んだとか、どうなるんでしょうね。

▶ramblin さん
鷹の渡りの観測は30倍くらいのスコープで見ている人もいる様で、私が1羽見た時には100倍見ている感じですね。
今年は1000倍くらいかも。

▶美美 さん
ミズナギドリはカモメより大きな集団でいる様で、見られる時と見られない時の差が激しいですね。
でも、確かにカモメの数も減っているのかも。
by まっちゃん (2022-10-15 17:07) 

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